『ランチェスター戦略』について
ランチェスター戦略。聞いたことある方も多いですよね。
私自身、大手企業より中小企業がどうしたら生き残っていけるか、ということを考えたり支援したいと思っているため、大変興味深い戦略です。
そういう私も、個人でやっているので、まさに自分が生き残っていくためにも参考にしたい戦略でもあります。
今回はその書籍
『ランチェスター戦略「弱者逆転」の法則』
を読んだ感想を簡単にまとめてみました。(がっつりレビューではありません)
■ランチェスター戦略の3つのポイント
1.弱者は強者の真似をしてはいけない。徹底的に差別化戦略をとる
弱者は強者の真似をしがちだが、それだと勝負に勝てない。狭く深く1点に集中し、狭い範囲でのナンバーワンを目指す必要がある。
2.差別化はどこか1つでも差別化できていればOK。強みをみつける
弱者でも差別化できるポイントは必ずあるはず。それを2M4P(Mission,Market,Product,Price,Place,Promotion)などを使って探してみる。悪いところを改善するのではなく、強みを徹底的に強くしていく。
3.強者はミート戦略。相手と同じことをすればよい
強者は相手の真似をすればよい。そうすれば相手は無力化される。ただし、市場シェアの26.1%未満の場合は強者とは言えない。
■3つの気づき
- よほど大手ではない限り、基本的に弱者になる。だからこそ、1点突破で差別化できるポイントを調査したりして探す必要がある。
- 調査が非常に大事。特にマーケットシェアを出したりしてマーケット状況を把握するのは、ポジショニングマップを使って差別化ポイントを探すうえでも重要
- 弱者も、あるポイントでは強者になる。その場合はミート戦略が有効なので、商品や分野などによって戦略を使い分ける必要があると感じた。
まずは自分たちの強み、スモールなマーケットでも分野でも、「ここは勝てる」というポイントをみるけるといいかもしれません。