「いいものを作れば売れる」は間違い

「いいものを作れば売れる」。
そう考えている人は多いと思います。

例えば焼き肉店を開こうとする。いいお肉を用意し、比較的リーズナブルでお店もきれいで煙も少ない。この条件なら絶対お客さんは来るはずだ、と。
飲食店だけでなく、他の物でもあてはまると思います。

洋服、家電、雑貨、etc。もちろん、悪いモノより良いモノの方が売れる確率は高いとは思います。でも、それだけでは売れません。

なぜか?それは
誰に売るか?
が設定されていないから。

先ほどの焼き肉の話。例えば、地方の郊外にある、ファミリー層が多く住んでいるところにこのお店ができたらどうでしょうか?

確かに美味しくて質がいい、その割にリーズナブル。でも、普通のお店よりは金額は高い。そんなお店に、ファミリー層、特に育ち盛りの子供がいるファミリーがいくかというと、、、よほど良いときじゃないといけないですよね。それよりは質は落ちるけど、たくさん安く食べられる、食べ放題の方が人がお客さんが来る可能性が高いですよね。

サービスや売りものを考える方は、どうしても商品に目が行きがちです。

それはとても大事なことなのも事実です。しかし、それよりも
誰に買ってもらいたいか、利用してもらいたいかを考えることが一番大事です。
でないと、せっかく考えて用意したモノやサービスが利用されないので。。。

あなたの商品・サービスは誰に買ってもらいたいですか?使ってもらいたいですか?また、そういう人は存在しますか?存在しなければ、おそらく売れません。いるのであれば、その人たちに商品を考えると売れると思いませんか?

商品・サービスだけでなく、お客さまのことを思いながら考えてみると、また違ったことが見えてくるかもしれませんよ。