人の心を動かす〇〇とは
商品やサービスを購入・利用してもらうときによく使われる方法として「ストーリーを語る」ということがよくあげられます。今回はこの「ストーリーを語る」について説明したいと思います。
マーケティングにおける「ストーリーを語る」とは
「ストーリーを語る」とは、製品やサービス、ブランドなどを伝える際に、物語を用いて伝える手法を指します。これは単なる情報の羅列ではなく、見込み客に感情や共感を呼び起こすような人間味や物語性を持ったストーリーを通じて、製品やサービスの魅力やブランドのメッセージを効果的に伝える手法です。
わかりやすく、良く使われるのは「負け犬からの逆転」といったストーリーです。例えば、何をやってもうまくいかなかった人が、あること(その商品・サービス)に出会うことで人生を変えることができた、という話です。
よく既存顧客や愛用者の話をもとに作成しているケースが多いですよね。
ストーリーがよいと言われる2つの理由
ではなぜストーリーがいいと言われているのか?大きく2つ理由があると思っています。
1.シンプルにわかりやすい
商品やサービスの特徴を説明するより、物語を通してそれを説明したほうが頭に入ってきやすいですよね。例えば、歴史について事実を羅列したものと、マンガやドラマで説明したものがどつらがわかりやすいかというと、後者ですよね。
それと同じように、物語にすることで読みやすく、頭に入って来やすいというメリットがあります。
2.共感を得やすい
そのストーリーの登場人物、特に主人公と自分を重ねてみることができるので 感情移入がしやすく、結果としてその主人公に共感し、自分も主人公と同じように、商品やサービスを使ってみようと思いたくなるのです。
もしあなたの商品やサービスが少しわかりずらい、理解してもらうのに難しいものであるなら、このストーリーを使ったやり方は非常に有効です。
ストーリーを作るためのポイント
ストーリーは無理やり作るのではなく、身近なところから見つけることができます。
一番やりやすいのは、自分やお客様の実体験をそのまま物語にする方法です。
例えば、
- 昔は太っていたけど、ダイエットに成功して人気者に
- 英語ができなくてばかにされた。英会話に通ったけど話せるようにならない。その時に出会ったxxという英語方法で状況が一変。TOEICのスコアもみるみる上がり、いまでは外資系起業で英語を駆使して働いています。
などです。
ご自身の経験から商品やサービスを作り販売している場合は、1つや2つこのような話があるのではないでしょうか?
繰り返しになりますが、ストーリーは小説のような大作を作る必要はありません。流れも大まかに決まっています。
ぜひ自分自身、お客様の中から見つけて、活用してみてはいかがでしょうか。