人の心を動かす「ベネフィット」とは
マーケティング用語に「ベネフィット」という言葉があります。おそらく、「メリット」は知っていても、「ベネフィット」は知らない人、聞いたことあるけどいまいち理解できてないのではないでしょうか?
今回はメリットとベネフィットの違いについて説明したいと思います。
メリットとベネフィットの違い
メリットはその商品やサービスがもつ特徴に対し、ベネフィットとは、その商品・サービスを手にして、実際に得たいこと、そこからもたらす恩恵のことをいいます。
よく例として上げられるのが、ドリルの話です。
ドリルが欲しい人がいます。その人は「マキタかなー、リョウビがいいかなー」と商品を選んでいると思います。でも、ドリルが欲しい人が最終的に手に入れたいのは、マキタでもリョウビでもどちらでもないですよね。
何かわかりますか?
ドリルが欲しい人が最終的に手に入れたいものは「穴」なんです。穴をあけたいから購入するのです。そのために、どういう機能を持ったドリルがいいか悩むのです。
この例えで言うと、ドリルの持つ機能が「メリット」であり、「穴」がベネフィットになります。
なので、いくらドリルの機能が高性能でも、ベネフィットである「穴」がうまくあけられなければ必要とされないし、買ってもらえないのです。
ポイントは、「その商品・サービスがもつ特徴が何をしてくれるのか」を考えること。英語で言うと
What is? がメリットや商品のであり、What dose?がベネフィットと言われています。あなたの商品のWhat isは何ですか?あなたの商品の What doseは何ですか?
What doseのベネフィットは意外に見落としがちです。
ベネフィットで人は動くと言われるぐらい、購買プロセスにおいて重要な要素です。
ぜひあなたの商品・サービスのベネフィットを考え、お客様に伝えてみてくださいね。